DoD環境 ドルイドの自問自答式研究議事録 2
「次は装甲ドルを模索してみた」
「どうすか?」
「48-45で勝率51.6%」
「ふーん、まぁまぁ良いんじゃない? Tier6デッキの割には上出来っていうか」
「まぁ『解らん殺し』みたいなところもあったし、レジェ底での戦績だったし。樫の召喚セット(ヤジロボ・ヴァルゴス)の代わりに、魔力の暴帝5/4/5やアヌビサス5/3/5に星の雨・滋養の『踏み倒しセット』を積んでみたりした事もあったんだけど、樫の召喚セットの方がアグロ相手に“体感”勝ちやすかったかな」
「星の雨ないの? 遠吠えは?」
「コンボパーツを最小限にしてデッキを引ききってコンボを完成させる構想のリストにするならそいつらも入れられるんだけど、究極の侵食でコンボパーツが燃えるリスクが高いので、パーツを余剰に積んで早めにコンボを完成させる構想にしてみた」
「ソーリサン皇帝あるのに、練気とかプロジェクトも積んでるの?」
「それもカードが燃えた時のケアやね。肥料や練気が燃えてもソーリサンでコンボ起動できるように、複数のルートを確保してある。でもなるべくならソーリサン無しで、前線崩し・練気(プロジェクト)・肥料・蜂・蜂・大地の鱗、っていうノーモーションのルートでコンボ決めた方がドブやロウゼブや秘策で邪魔されにくいから良いように感じてる」
「カード燃えるのが怖いなら侵食より洪水の方がマシなんじゃ?」
「洪水でもカードの燃えやすさは大して変わらなかったな。洪水よりは侵食の方が5打点と5/5の召喚がある分、ボードの良い巻き返し手段として強力だったから、そっちの恩恵の方が重要だったかな」
「ふぅん」
「少なくとも体感では、『今手札にあった侵食が、侵食じゃなくて洪水だったらこの試合負けてたな』って感じるゲームが何試合かあったけど、その逆は全然なかった」
「キーカードが燃えたせいで負けた事は?」
「80回くらい回した中で1回あるかないか、かな。コンボパーツが余分に積んであるし、蜂が燃えると装甲160までしか積めないけど、まぁ、それでもどうにかなる事あるし」
「ふーん。で、このリストに対する改善点は?」
「カード燃えても結構勝ててたけど、やっぱり燃えやすいのは良くない。精神衛生上も良くないし、大量に燃えるのを恐れて手札の中でドローが腐る事も多かった。アイドルも埋めずにゴーレム出しきって捨てる事も多かったし。その辺をどうにかしたいって思ったよね」
内容④
「こんな風にした。18-13でラダー勝率57%になった。順位145→99までは上がった。まだ30戦くらいしかしてないし、ここから上の順位に行くと勝率下がりそうだけどな」
「翡翠の開花が不採用ってマ?」
「うん、後半引いても腐るし。あまりマナ加速を考えずに、遠吠え・枝分かれ・滋養でデッキ圧縮しながら自然にマナを貯めていって、10マナに達したあたりでコンボパーツが手元に揃っている状況を目指すような、そういうイメージと構想で組んだからね」
「侵食ピン刺し?」
「うん、事故った時のお守り用か、盤面を急いで返しておきたい時用だね。基本は侵食に頼らずに、遠吠え・枝分かれ・滋養でデッキ圧縮していく流れを想定してる」
「ふーん」
「樫の召喚セットも圧縮効果だね。あとはヤジロボがワンチャン、メックトゥーン釣ってくれる事もある。自然への回帰も、その手の低速デッキのキーパーツを燃やせる効果を期待していれてる」
「なぎ払いも星の雨も中型翡翠ミニオンもなくて、相手の攻めに轢かれない?」
「結構轢かれる。特に奇数ローグや偶数シャーマン、秘策メイジには、攻めが止められずに負ける事が結構ある。これは翡翠ドルイドから新たに増えた弱点だね」
「ダメじゃね?」
「でもそいつらは今全然環境にいないし、火力なくても上手くいけば樫の召喚と毒種・虫害・DKで止められる事もある。あと、蜂も除去に回して80か160装甲で妥協する事を選べば、多少は凌ぎやすくなるしね」
「80か160装甲って足りるの?」
「DKあれば、割と耐えるイメージ。アグロならあまり大きな終盤打点も出にくいし」
「このリストの苦手な相手と得意な相手は?」
「偶数と奇数のアグロデッキが苦手。でも海賊みたいな小粒のアグロ相手は微有利。レノロックとクエメは相変わらず不利な感じはしているが、以前よりは大分拾いやすくなった。それとメックトゥーンウォロやDKパラディンには絶望的に負けやすい。でも、暗黒ウォロとドラゴン断末魔ローグみたいな踏み倒し系にはすっごく有利」